さいたま地裁、障害者の後遺障害において自賠法の賠償を命じる判決。

2001年10月、さいたま市の障害者の50代の男性が交差点を車いすで横断中に車にはねられ、首の痛みや腕のしびれなどの後遺障害を負った事故で

3月20日付の判決で、さいたま地裁は障害者側の主張を認め、賠償を認める判決を言い渡しました。

 

自動車損害賠償保障法(自賠法)をめぐっては、

中枢神経に障害のある障害者が交通事故で後遺障害を負った場合、

既存の障害と「同一部位」と判断されるケースがあり、問題視されてきました。

今回の事故の場合、男性は事故前に脊髄損傷を負っており、障害の等級は最上位でした。

保険会社側は、事故により生じた障害の部位が事故前の脊髄損傷と「同一部位」などとして、賠償を拒否しました。

 

訴状などによると、男性は健康だった首や腕などを事故で損傷した結果、

車いすの乗り降りなど日常生活に支障を来すようになってしまい、

仕事は休職に追い込まれ、趣味のスポーツも楽しめなくなり精神的苦痛を被ったとしていました。

 

3月20日付の判決は、

事故で男性が被った首の痛みや腕のしびれは、既存障害の脊髄損傷とは異なる神経と判断。

その上で「既存障害と事故で生じた障害は『同一の部位』とはいえない」とし、

加害者に約414万円(うち75万円は保険会社と連帯)の支払いを命じたとのことです。

 

代理人の弁護士は、

自賠法の運用が拡大解釈され、障害者が不合理に差別される場合があると指摘。

「男性のように中枢神経に既存障害がある場合、

事故で末梢神経に障害を負っても 『同一部位』 と見なされ、補償はほぼ認められない。

健常者の基準で考えられている自賠責の運用を、今後どう障害者の事故に適用していくかが課題だ」 と話しているとのこと。

今回の判決は、自賠責保険の解釈・運用によって泣き寝入りを強いられてきた障害者にとって画期的な判決であり、

男性は判決後、

「事故により腕や首までもが壊れてしまったのに、何も補償されないのは人間と見なされていないのと同じこと。障害を持つ人に、自分と同じような思いはもうしてほしくない」 とのことです。

 

 

 

 

 

サッカーボール事故

今から11年前、学校の校庭でサッカーをしていた小学校6年生の男児の蹴ったボールが道路に飛び出し、それを避けようとしたバイクに乗っていた80歳代の男性が転倒し足を骨折、入院治療中に認知症を発症し、その後沈下性肺炎起こし約1年半後に死亡しました。

報道によれば、ゴールの後方には高さ1,3メートルの門扉とフェンス、横幅2メートルの外側の溝があり、それを超えてボールが道路に転がり出てしまったそうです。

裁判では、その男性の遺族が少年の両親に損害賠償を求め、1審・2審では少年の行為に過失があったと認め、監督義務違反として両親に賠償を命じていたものの、

最高裁は「ゴールに向けたフリーキックの練習は、通常は人身に危険が及ぶような行為であるとはいえない。また、親権者の直接的な監視下にない子の行動についての日頃の指導監督は、ある程度一般的なものとならざるを得ない」

このように述べたうえで、「通常は人身に危険が及ぶものとはみられない行為によって、たまたま人身に損害を生じさせた場合は、当該行為について具体的に予見可能であるなど特別の事情が認められない限り、子に対する監督義務を尽くしていなかったとすべきではない」と判断基準を示した。

そして、今回の少年の両親について「危険な行為に及ばないよう日頃から通常のしつけをしていたというのであり、本件における行為について具体的に予見可能であったなどの特別な事情があったこともうかがわれない」として、子どもの「監督義務者としての義務を怠らなかった」と判断。

これまでの判決を破棄し、遺族側の請求を棄却。両親に賠償責任はないとする逆転判決を下しました。

今回のこの事故におきましては、普段バイクを日常的に使用している方にとっても、子供のいらっしゃる家庭にとっても考えさせられる事故だと思います。

もしサッカーをしていた場所が容易に道路にボールの飛び出る可能性のある場所だったら?

もし転倒した際の負傷がもっと直接的に命に関わる事故であったら?

もしかしたら判決もどう変わっていたかわからないですよね。

ただ、自動車やバイクに乗るということは、それ自体がいつどんな形で交通事故に巻き込まれるか…その可能性があることを常に心得ておく必要があるのではないかと思います。

交通事故で治療中に、また交通事故に遭ってしまった場合の損害賠償について

交通事故で治療中に、また交通事故に遭ってしまった場合の損害賠償について
不幸にも、交通事故で治療中の期間に、また交通事故に遭われてしまうなんてことも
たまに起こりえます。
このようなケースを “異時共同不法行為” といいます
そのようなとき、損害賠償はどうなるのでしょうか。
大きく分けて以下の3パターンが考えられます。
■1回目の事故と2回目の事故とで同じ部位を損傷した場合
例えば、追突事故に遭ってむち打ちで頸部を治療している期間に、また追突事故に遭ってしまいむち打ちに遭ってしまった。
この場合、2回目の事故が発生した時点で、1回目の事故の加害者からの賠償は終了となり、2回目の事故に引き継がれます。
■1回目と2回目とで負傷場所が違う場合
例えば、1回目の事故で痛めたのが首で、2回目の事故が足のようにわかりやすければ
1回目の事故の加害者に首の治療費を請求し、2回目の事故の加害者に足の治療費を請求する形になります。
■1回目と2回目とで、同じ部位の損傷と違う部位の損傷がどちらもある場合
非常に多いケースです。
違う部位は責任の所在がはっきりしているのでいいのですが、
同じ部位に関しては実際はどこからどこまでが1回目の事故のけがで、どこからどこまでが2回目の事故のけがなのか
判断することが難しくなります。
この場合は1回目の事故の保険会社と2回目の事故の保険会社が連帯して
被害者の賠償をしなければいけません。
ただ共同して窓口になるのではなく、いずれか一方の保険会社が代表して
2つの事故の全体の補償をします。
どちらが代表するという決まりはなく、担当者同士の話し合いや、
被害者の希望、事故のけがの大きい方などを検討して代表会社を決めます。
最終的には代表会社と示談をしたうえで、もう一方の会社からも返還請求となります。

もし交通事故を起こしてしまったら

今回は、もし交通事故の『加害者になってしまったら』というお話です。

不幸にも、もし交通事故を起こしてしまった場合
慌てずに適切な対処法を知っておきましょう。

交通事故を起こした場合
道路交通法第72条により3つの法律的な義務があります。

①負傷者の応急手当てを行い、直ぐに救急車を呼ぶ。
②事故現場の安全を確保し、第二の事故が起こらないように対応する。
③小さな事故でも必ず警察に届ける。

以上3つです。

これは運転している以上必ず責任を持って行動しましょう。

次に事故に遭遇した場合に、留意することを7つお話します。

①事故の相手を確かめる。(相手の免許証と車検証等で確認)
②事故現場の見取図、写真をとり、また事故の経過を記録する。
③目撃者などの証人を確保する。
④任意保険に加入している場合は、すみやかに保険会社に通知する。
⑤現場では安易に示談しない。
⑥どんなに小さい事故でも警察に届け出て、事故証明がとれるようにしておく。
⑦後日の示談交渉や裁判の証拠となる診断書、領収書、事故の記録は保存しておく。

交通事故では、事故の規模や負傷者の負傷内容等によらず
のちのち示談の際にトラブルになってしまうケースなどもあります。

不幸にして事故に遭遇してしまった場合、後々のトラブル回避のために
以上の内容を思い出して、必ず、落ち着いて対応して下さい。

また、交通事故では、加害者となってしまい、自分に過失がある場合
その事故で自分がケガを負ってしまっても

「自分は加害者だから治療が受けられない」

と思っていらっしゃる方が多いと思われます…が、

そんなことはありません!

加害者となってしまった場合や、電信柱へぶつかったなどの単独事故でも、
自分が加入している任意保険などによっては
自己負担なしで治療が受けられたり、しっかり慰謝料ももらえるケースも多いです。

交通事故の加害者となってしまった場合や単独事故を起こしてしまった場合も
ぜひ一度、当院にご相談ください!

埼玉県にご当地ナンバー「川口」「越谷」が導入!

11月17日、 自動車のナンバープレートに地元の地名を表示する「ご当地ナンバー」の第二弾の交付がはじまり、埼玉県内ではさいたま市のお隣の「川口」と「越谷」が加わりました。

ご当地ナンバーは、地域活性化や観光振興のため、国土交通省が2006年10月から導入した、地元が希望する地名を表示した自動車ナンバープレートです。

埼玉県の旧浦和市エリアでは県庁所在地名で人気のある浦和ナンバー創設の要望が強いため、市議会でも取り上げられるほどでもありました。

第三弾の導入の際にはぜひ浦和ナンバーも加えてほしいですね!

交通事故などの日常でも起こりうる「脳震盪」について

男子フィギュアスケートの日本代表でソチオリンピックの金メダリスト、羽入結弦選手が

11月8日に行われたフィギュアグランプリシリーズ第3戦・中国杯で

フリーの演技の前の6分間練習の際中に中国のエイ・カン選手と衝突してしまい

頭部や顎から流血をしながらもフリーの演技に出場、2位になったことはみなさんもご存じのことと思います。

羽入選手の演技と精神力は非常に胸を熱くするものがありました。

ただ、強行出場したことには脳震盪に対する認識の甘さという点で批判的な意見も出ていますね。

衝突事故後、羽入選手は流血はもちろんですが、テレビで見ていても明らかにわかるくらい脳震盪の症状が出ていました。

脳震盪と聞いて真っ先に思い浮かべるのは格闘技やサッカーなどのスポーツかと思いますが、

日常生活の中でも、交通事故・転落・転倒などさまざまな原因で脳震盪は起こりえます。

そして「脳震盪」という言葉自体は知っていても具体的な症状や危険性はあまり認識されていないことが多いようです。

【脳震盪とは】

脳震盪とは脳が激しく揺さぶられることによっておこる脳障害です。

脳震盪の症状は短期症状と長期症状があります。短期症状は

意識消失・めまい・ふらつき・記憶喪失・錯乱・頭痛・嘔吐・物が二重に見える・ぼやけて見える

などがあります。長期症状は

数日間から数週間にわたり、注意力の散漫・しつこい頭痛・めまいなどがあります。

【脳震盪の症状レベル】

脳震盪の症状の重度にはレベルがあり、そのレベルによってはかなり危険な場合があります。レベルは3つで軽度、中度、重度と分けられています。

・脳震盪レベル1、軽度 失神はないが意識混濁
・脳震盪レベル2、中度 2分以内の失神
・脳震盪レベル3、重度 2分以上の失神

基本的には軽度であればほとんど問題が無く、数日休んでいれば回復すると言われています。しかし、中度、重度の症状であれば危険な状態である可能性があります。

脳震盪を起こした人が記憶を無くしていたり、吐き気を伴っていたり、手足がしびれる状態であれば必ず病院へ行くようにしましょう。

【脳震盪の症状チェック】

脳震盪の重度に関わらず、必ず行ってほしいのが以下のチェックリストです。

1.質問によるチェック
本人の名前、生年月日、今日何を食べたか、今何をしていたか、などを聞いて下さい。

2.視力チェック
指を見せて何本に見えるか、指を上下左右に動かしてちゃんと見えているかチェックします。

3.握力チェック
両手足に力が入るかチェックします。力が入らない場合は頚椎損傷などの危険性があります。

4.平衡感覚チェック
片足で立ち、バランスをとってもらいます。左右両方チェックして下さい。

軽度であってもこのチェックリストに異常がある場合は迷わず医師に見てもらいましょう。

【セカンド・インパクト・シンドローム】

たとえ軽度の脳震盪であった場合でも

1週間は休養をしなければいけません。

なぜなら最初の脳震盪で脳がダメージを受けている状態で、回復する前にもう一度脳にダメージを受けてしまうようなことがあると、取り返しのつかないことになってしまうからです。

これを「セカンド・インパクト・シンドローム」と呼びます。

これは非常に危険です。

致死率50%! 助かってもほぼ確実に障害が残ります!

脳のダメージは外見からではわからないことのほうが多く、脳には痛覚がないため本人もダメージがわからないことのほうが多いです。

そして軽度はともかく、中度・重度の場合脳に深刻なダメージを負っている可能性が高く、自覚した時には手遅れということも…

スポーツをしていない人でも交通事故などで日常的にいつ脳震盪になる場面があるかはわかりません。

脳震盪の危険性を認識して知識を持っておくことはいざというときに自分や大切な人を助ける力になることを忘れないでいてください。

 

 

 

 

 

埼玉でスピード違反の取り締まり装置を移動式に

警視庁は、スピード違反の取り締まりの固定化を防ぐため

移動可能な速度違反自動取り締まり装置、いわゆる「オービス」を導入。

今月4日から埼玉県で設置し、効果を検証し、

それを踏まえて今後の全国展開を検討するとのことです。

また、その新型の速度違反自動取り締まり装置は非常にコンパクトで

わずかなスペースがあれば設置できるため、今後は高速道路や幹線道路だけでなく、

生活道路なども対象にしていくことを視野に入れているとのことです。

「交通事故治療解決センター」HPリニューアル!むちうち治療・自賠責・保険会社との対応等ご相談ください!

交通事故治療解決センターのHPがリニューアルしました。

これまで以上に交通事故について詳しく掲載しております。

交通事故でのむちうち、腰痛等ケガの治療について。

自賠責保険の取り扱いについて。任意保険について。

治療費、慰謝料や休業損害などなど。

ブログでも追加の情報その他さまざまなことを提供していけたらと思います。

気になること、聞きたいことなどございましたら直接お電話でもお問い合わせください。

交通事故治療解決センターHPはこちら

 

このたびアトム接骨院は10周年を迎えました。

これもあたたかく支えてくださった皆様のおかげです。

10周年 花

さいたま市浦和の渡辺せんべいさんからとても大きなお花をいただきました!

これからも地域の皆様の健康のお役にたてるようスタッフ一同頑張ってまいります。

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